朝田寺蔵 蕭白筆 雄鶏図

朝田寺蔵 蕭白筆 雄鶏図

蕭白筆 雄鶏図(朝田寺蔵)一幅
 
 首をひねって、2羽のひよこを見つめる雄のにわとり。
太い筆と墨の濃淡でリズミカルに描く羽根。雁図と布袋図と同じように、そこにあった筆をとって、1・2分でさっと描きあげたのだろう。
 首をひねることで、ひよこを見る距離がより近く感じられる。
 
 実は、「ひよこの黒い襟巻は、祖父の落書きだ」と聞いている。ひょっとしたら、右のひよこの口ばしも?