文殊菩薩
文殊菩薩

(朝田寺の坊主の独り言)

文殊菩薩

「三人よれば文殊の知恵」と言われるように、学問成就の祈願に参拝される方が多い知恵の菩薩です。一般に、文殊菩薩の像は、左手に剣を握り、右手に経巻を持ち、多くは獅子に乗った姿で表されます。釈迦如来の脇侍として釈迦三尊の形でつくられることが多い。当寺の文殊菩薩(写真)も釈迦三尊の脇侍です。

さて、三七日の裁判官は宋帝王(そうていおう)です。ここには猫と蛇がいて、この生き物が、死者の邪淫(みだらな行い)の罪を調べます。この日の弁護士が文殊菩薩です。ここで死者は、文殊菩薩の知恵により、仏教の教えを学ぶのです。