弥勒菩薩
弥勒菩薩 江戸初期

朝田寺坊主の独り言

六七日の仏・・・・弥勒菩薩
 弥勒菩薩は、仏となる資格を持ちながら、現在、菩薩のままで、弥勒の浄土で天人に対して説法をしていろ仏で、釈尊の滅後、56億7000万年後に、この世に降りてきて衆生を救うとされます。そのために、釈迦のあとを継ぎ、未来の救済を約束された未来仏であるといわれます。ただし、その時は、弥勒菩薩でなく、弥勒如来となっているのです。
 t中宮寺や広隆寺・法隆寺の片足を組み、右手を頬に当ててじっと思惟にふけっている姿の半跏思惟像が有名です。
 当寺(朝田寺)の弥勒菩薩は、釈迦の定印に組んだ手に宝塔を持つ姿で表現されています。
 六七日、死後42日目、裁判官は変成王(へんじょうおう)、弁護人は弥勒菩薩です。