【朝田寺 坊主の独り言】

『中陰』・・・・・人は死ぬと、すぐに極楽に行くとか地獄に落ちるのでなく、7日ごとの裁判を受けながら49日の間旅をするとされます。その旅の期間が『中陰』で、旅が終わり行き先が決まる日が『満中陰』(七七日)です。49日の仏「薬師如来」は薬を持たせて、この「六道」の世界に送り出すのです。

『六道』・・・・・生前に犯した罪の重い・軽いによって、6つの世界へ

『天 道』・・・・・悩みも苦しみも争いも全くない、人間界より楽で寿命も長い世界

『人 道』・・・・・楽しみもあるが、苦しみや悩み・迷い・争うもある人間の世界

『阿修羅道』・・・争いや戦いが止むことのない憎み怨みの世界

『畜生道』・・・・・本能のまま生きる世界で、人間に使役される。

『餓鬼道』・・・・・決して満たされることのない欲望と飢えの世界

『地獄道』・・・・・絶えず鬼の責め苦を受ける苦しみの世界

さて、今回はここまで、次回も六道の話を続けることにしましょう。お休みなさい