蕭白筆 唐獅子図 阿形

岩を登り振り返る姿の阿形の獅子

蕭白筆 唐獅子図 吽形

瀧を背景に岩を下る吽形の獅子

蕭白筆 「唐獅子図2幅」

朝田寺本尊の左右の壁に貼り付けられていたもので、見る側は内陣奥壁の作品を手前斜めの位置から見ることになる。そうして見てみると、『岩を登り振り返る姿の阿形の獅子』『瀧を背景に岩を下る吽形の獅子』がより立体的で、迫ってくるように見え、その獅子の姿に圧倒される。見るものの位置を意識して創作する蕭白の凄さを感じる作品である。是非斜め手前から見てほしい作品である。

4月20日~5月5日にかけて公開