朝田寺https://chodenji.jp三重県松阪市の道明け供養と曽我蕭白と花のお寺Thu, 15 May 2025 11:29:55 +0000jahourly1https://chodenji.jp/wp-content/uploads/2024/10/cropped-jimon-01-scaled-1-32x32.jpg朝田寺https://chodenji.jp3232 ニオイバンマツリhttps://chodenji.jp/%e3%83%8b%e3%82%aa%e3%82%a4%e3%83%90%e3%83%b3%e3%83%9e%e3%83%84%e3%83%aa/Thu, 15 May 2025 11:29:54 +0000https://chodenji.jp/?p=30981年に2度花を咲かせます。花びらが紫から白に変わりるので紫の花と白い花が混じって咲いているように見えます。

木のそばを通ると甘い匂いがただよっています。

挿し木で増やせます。お近くの方、声をかけていただければ枝を切って差し上げます。

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サンショウバラandつる紫陽花https://chodenji.jp/%e3%82%b5%e3%83%b3%e3%82%b7%e3%83%a7%e3%82%a6%e3%83%90%e3%83%a9and%e3%81%a4%e3%82%8b%e7%b4%ab%e9%99%bd%e8%8a%b1/Sun, 11 May 2025 00:22:29 +0000https://chodenji.jp/?p=3092サンショウバラ 山門の修理の際、奈良の瓦屋さんからいただいた「日光に住生するバラ」です。葉だけ見ると山椒の葉に       そっくりですが山椒独特のいい匂いは全くしません。ピンクの一重のかわいい花が咲いています。

つる紫陽花 字の通りつる状に育つ紫陽花です。紫陽花の中で一番早く咲き始めます。

サンショウバラ               

                      

 つる紫陽花

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庭の石積み、福寿南天を、頑張りましたhttps://chodenji.jp/%e5%ba%ad%e3%81%ae%e7%9f%b3%e7%a9%8d%e3%81%bf%e3%80%81%e7%a6%8f%e5%af%bf%e5%8d%97%e5%a4%a9%e3%82%92%e3%80%81%e9%a0%91%e5%bc%b5%e3%82%8a%e3%81%be%e3%81%97%e3%81%9f/Wed, 07 May 2025 12:41:25 +0000https://chodenji.jp/?p=3087

庫裏と庭との境の板塀の傷みがひどく、塀の改修工事を始めます。板塀を取り除いた後に、手頃な石が転がっていたので、石を並べて、福聚南天を移植しました。住職にも手伝ってもらって、76才の老体に鞭打って頑張りました。

「ご苦労様です。腰を痛めないようにして下さい。」 庭を見に来た女性に声をかけられました。

女性から私はどう見えたのでしょうか。「じいさん、よう頑張ってるな」「(年が明けたら喜寿)なんて見えないよな。元気ですね」???????・ともあれ、力仕事をしているのを認めてもらったのは嬉しいものです。

暑さで育たなくなった牡丹の間に、挿し木で増やした紫陽花の苗木を十種類100本ほど植えました。5月終わりには塀も完成します。5年たった時の景色が楽しみです。

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照明を消して、暗いところで観たいのですが・・・https://chodenji.jp/%e7%85%a7%e6%98%8e%e3%82%92%e6%b6%88%e3%81%97%e3%81%a6%e3%80%81%e6%9a%97%e3%81%84%e3%81%a8%e3%81%93%e3%82%8d%e3%81%a7%e8%a6%b3%e3%81%9f%e3%81%84%e3%81%ae%e3%81%a7%e3%81%99%e3%81%8c%e3%83%bb%e3%83%bb/Mon, 05 May 2025 12:43:54 +0000https://chodenji.jp/?p=3076大阪から蕭白を観に来た女性二人からそんな注文を受けました。唐獅子図は本堂内内陣の壁面にあった、元は壁貼り付け画です。右に吽形・左に阿形の獅子がこちらを見るように配置されていました。蕭白がお地蔵さんの護りとして残していった作品です。ですから展示も獅子が向き合う形にしています。

中央に須弥壇があり、その両側に金箔・銀箔の三重の塔があり、正面からこの作品を観ることができません。観る人は斜めからしか観られないのです。しかも蕭白の獅子図は昼間でも暗い場所にありました。

照明を落として暗くしたらどんなに観えるのか、お二人は、そんな環境でこの阿吽の獅子図を観たいというのです。

そんなお二人の注文を受けて、照明を消して観ていただきました。感激するお二人を見て、私も幸せな気分になりました。

皆さん、どんな想いで当寺の蕭白の作品を観ていただいたのでしょうか。

来年も4月29日から5月5日一週間の展示です。蕭白の作品を観ながら話を交わせるのを楽しみにしています。

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本日最終日https://chodenji.jp/%e6%9c%ac%e6%97%a5%e6%9c%80%e7%b5%82%e6%97%a5/Sun, 04 May 2025 21:03:01 +0000https://chodenji.jp/?p=3064 先月の29日から始まりました寺宝展も、本日が最終日となりました。その間、ご近所の方から遠くは東京・千葉と、各地からお越し下さいました。ここに御礼申し上げます。 

 昨日来られた方の中に、去年私と会話したことを、おぼえて下さっていたことには、感激しました。

 今日は、最終日です。まだ来られてない方、どうぞお越しください。お待ちしております。

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あと2日 https://chodenji.jp/%e3%81%82%e3%81%a82%e6%97%a5%e3%80%80/Sat, 03 May 2025 13:10:18 +0000https://chodenji.jp/?p=3058

 ホームページを見て、遠くからおいでいただいた皆様 有難うございました。

 29日、朝いちばんにいらっしゃった千葉県からおいでいただいた方、この為だけに東京から松阪で前泊して3日の朝いらっしゃった方、岡山、大阪、浜松、長野、岐阜、静岡、愛知と遠路足を運んでくださった皆様。お寺の用があってお話できなかった方も多く、残念です。画を大切にする蕭白、繊細な筆使いと荒々しい筆の運び・そのどれもが素晴らしい技量を持ち合わせた蕭白、観るものにインパクトを与える彼独特のサービス精神、皆さんともっと語り合えたらよかったと思います。

あと2日で蕭白展も終わります。今度いらっしゃるときには、是非ご一報ください。

 Eメールアドレス chodenji@tuba.ocn.ne.jp 携帯090-3441-9980

 

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画を求めんとなら我に乞うべしhttps://chodenji.jp/%e7%94%bb%e3%82%92%e6%b1%82%e3%82%81%e3%82%93%e3%81%a8%e3%81%aa%e3%82%89%e6%88%91%e3%81%ab%e4%b9%9e%e3%81%86%e3%81%b9%e3%81%97/Mon, 28 Apr 2025 04:48:47 +0000https://chodenji.jp/?p=3053

蕭白は言います。「絵図を学ばば丸山主水よかるべし。画を求めんとなら我に乞うべし」。蕭白が自分の筆に自信を持っているからこその一言です。

雁と布袋は、もともと二枚屏風に貼り付けられていたものを軸装にしたものです。軸装の雁図に落款がないのはそのためです。

花鳥風月を写実的に描く狩野派の画家たちに対し、「画面いっぱいに描かれる二羽の雁。おれにかかれば2・3分で生きた雁が描けるんだ。」。そう言っているのかもしれません。

丸山応挙は狩野派の筆頭。同じ時代に生きた画家として、ライバル意識を持っていたのでしょうか。「丸山主水よかるべし」。彼は丸山応挙は狩野派のお中では一番であることを認めているんですよね。

ただ、絵図と画の違いだと主張する蕭白の心も分かる気がします。

朝田寺の古佛と蕭白、明日から公開です。

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鳳凰図 の裏は 萩と兎https://chodenji.jp/%e9%b3%b3%e5%87%b0%e5%9b%b3%e3%80%80%e3%81%ae%e8%a3%8f%e3%81%af%e3%80%80%e8%90%a9%e3%81%a8%e5%85%8e/Fri, 25 Apr 2025 12:44:42 +0000https://chodenji.jp/?p=3050蕭白、書院南廊下の西に獏図・東に鳳凰図を描く

東の杉戸は西陽があたるため、痛みが激しく、絵具がはがれてしまった部分が多く、残りはよくありません。

桐の木にとまる鳳凰の姿は、孔雀のように美しく、緑の桐の葉に白と薄い青の羽根が映えてきれいだったと思います。鳳凰と言えば高貴な鳥。その顔はというと鳳凰に似つかず、まるで闘鶏の軍鶏のように、首の毛を逆立て、鋭い嘴を開け鳴き、長い足の先は鋭く長い爪がついている。「なんじゃ、この鳳凰は・・・・・・」観る人をギョとさせる蕭白のいたずらをここでも観ることができる。

裏は萩と兎。紫色に萩の花がわずかに残るが、墨画の萩の葉は一枚一枚丁寧で、上から下に描き下ろすその枝は、細く実に美しい。兎は白と黒、白兎は見つけるのが困難なほど絵具がはげ落ち、右斜めから観るとわずかにその痕跡が認められる。

私はこの萩が大好きです。

ちなみに書き忘れましたが、『獏図』の裏は『槙と太陽」~額が悪夢を食べて翌朝良い夢を見させてくれる話しを表裏で表現している。真っ赤に燃える太陽を中央に描いた槙の木でぶった切る構図はいかにも蕭白である。

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蕭白はいたずらが大好きhttps://chodenji.jp/%e8%95%ad%e7%99%bd%e3%81%af%e3%81%84%e3%81%9f%e3%81%9a%e3%82%89%e3%81%8c%e5%a4%a7%e5%a5%bd%e3%81%8d/Wed, 23 Apr 2025 14:01:07 +0000https://chodenji.jp/?p=3044観る人を引き付けるいたずら

袋につまずいてひっくり返り、背負った袋が大きすぎて起き上がれない布袋。点々と描いた小さな目と鼻・口が何ともかわいい。『布袋尊』は悩みを袋に入れて救ってくれる仏、その布袋尊をひっくり返して・・・・・・蕭白独特のいたずらに、観る者も笑ってします。

酒を飲んでほろ酔い機嫌で描いたのか。その出来に満足したのか、わざわざ讃を入れている。「袋より すべるや琴の つまはずれ」画面にない琴が現れる。ちょいちょいと描いた画の出来に、よい気分でいる蕭白の様子が思い起こされる。小品であるが、蕭白の人柄が思い浮かぶ、私は大好きな作品である。

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曽我蕭白筆 獏図https://chodenji.jp/%e6%9b%bd%e6%88%91%e8%95%ad%e7%99%bd%e7%ad%86%e3%80%80%e7%8d%8f%e5%9b%b3/Mon, 21 Apr 2025 13:45:53 +0000https://chodenji.jp/?p=3041夢を喰う珍獣 獏 

象と獅子をミックスした姿   イソギンチャクをくっつけて様な体毛  メラメラと燃える火焔  後ろ足を踏ん張り、尾っぽをあげ 鼻を高く上げて月を見つめる。

谷川はしぶきをあげて渦を巻き  黒い靄がかかり怪しげな雲が浮かぶ  悪夢を表現しているにであろうか その悪夢を獏が喰らっている

画面上からは垂れさがる柳の枝 葉っぱを一枚一枚描く。  白い月は中央が雲に隠れる。 

繊細な柳と荒れ狂う谷川・珍獣獏。正反対に画風が反発してより印象付けられる。

獏図の裏は槙の後ろから昇るデカい太陽を描く。太陽は槙の幹でぶった切られ、槙の葉は太陽で赤く染まる。その構図に驚かされる。

蕭白の画には、観る人をギョッとさせる何かがある。観る人に強いインパクトを与えようとする蕭白のサービス精神の表れか

外に出ていくことの少ない作品です。ゆっくりご覧下さい。

               

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