朝田地蔵会式~盆踊り

朝田地蔵会式~盆踊り

朝田地蔵会式〜屋台

朝田地蔵会式〜屋台

私が中学生だったころ(昭和36~39)、8月になると、この辺りでは、どこかの村で盆踊りが行われていました。『しょんがい』で始まり『かわさき』という踊りで終わるのですが、自転車で踊りのある村に遊びに行って友達と遊ぶのは、夏休みの楽しみのひとつでした。中でも朝田の地蔵の盆踊りは特別で、23日の6時ころから始まった盆踊りは、日をまたいで24日の午前4時まで続きました。ここで音頭を取ることは名誉なこととされ、下手な音頭取りは屋台から降ろされました。松阪地方に伝わる伝承や郷土の偉人の物語に節をつけた音頭と太鼓だけの素朴な踊りですが、音頭に耳を傾けているだけでも面白いものです。
それから50 年ほど経て、盆踊りが残っている村はグンと減って、小学校区単位のまつりとして踊られるのがほとんどです。そんな中、松阪しょんがい音頭と踊り保存会を中心に、伝統を守ろうと頑張っていらっしゃる方々があって、当寺の踊りはその方々の応援を得て続けています。今年は踊りの輪が3重・4重となり、保存会の皆さんの中に一般の方々も交じっていらっしゃいました。来年もたくさんの方に踊っていただけるといいな!!!!!!。音頭取りの皆さん、松阪しょんがい音頭と踊り保存会の皆さん、お疲れ様でした。