わしが死んだら かけておくれよ朝田の地蔵へ 振袖を~伊勢の古刹・朝田の地蔵
松阪市の東部、周囲360°を田んぼに囲まれた静かなお寺です。
本尊は故人を極楽浄土へ導く「道明供養の地蔵菩薩(平安前期・国重文)」。この地方には、葬儀が終わると故人の冥福を願って、当寺のお地蔵様にお参りする風習あり、本堂の天井には、8月に初盆を迎える故人の衣類が掛かってています。
4月には500株の牡丹、初夏には紫陽花、盛夏には蓮の花が、緑豊かな境内を彩どります。周囲6mを超える大楠、背丈では楠に負けない槇の大木、槇と同じくらい太いなぎの木は、歴史をかんじさせ、慶安5年(1652年)に建てられた重厚な本堂(県指定)のたたずまいによく調和しています。
江戸時代の画家・曽我蕭白(1730-81)は28歳と34・5歳の頃、2度朝田寺を訪ね、11点の作品を残しました。毎年4月20日から5月5日にかけて公開されます。
後を継がれる方がなく、お墓等でお困りの方、永代供養墓のご用意もございます。どうぞご遠慮なくお尋ねください。(0598-51-8661)
お知らせ
朝田寺の地蔵盆2
2015年7月3日
【閉帳とお焚き上げ】 8月23日午後10時30分、盆踊りや採灯護摩や花火が終わったあと、静けさが境内に戻ってきます。堂内は衣類を焼きにいらした方々であふれます。「南無地蔵願王尊・・・」7人の僧が願文を唱える中、お地蔵さん …
朝田寺の地蔵盆1
2015年7月3日
朝田寺の地蔵盆は8月16日に始まり、8月23日に終わります。 【法要】 8日間にわたり、初盆・三回忌・先祖代々・水子等の供養が行います。 この1年間に道明け供養にお出でになった方々は、この8日間にお参りし、天井に掛かって …
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朝田寺の文化財~建造物・本堂
朝田寺本堂 慶安5年(1652) 入母屋造 本瓦葺 S54.3.23県指定 梁間3間、桁行6間で、外陣・内陣・内内陣をそれぞれ2間に取る。本尊地蔵菩薩立像(国指定 平安前期)を安置する。 国指定の曽我蕭白筆『唐獅子図』は …
朝田寺牡丹情報 最終
白 神・・・・直径30㎝を超えるような大輪の牡丹です。白系の牡丹では晩生の牡丹です。ちなみに、朝田寺にある白の牡丹としては、連鶴・白雁・雪笹・白王獅子などがあります。 大藤・島の藤(藤色系)、新七福神(ピンク)、ハイヌー …
朝田寺牡丹情報29日
新七福神 朝田寺の牡丹の見頃は4月下旬。5月になると半数以上の花が終わりを迎えます。終わりを告げる牡丹が、ピンクの色の花では『七福神』という品種です。 朱色がかったピンクで、花芯近くが濃くなる大輪の花です。牡丹の季節もあ …
朝田寺の蕭白~ぎょっ
蕭白の描く目は点(●) 【雁 図】 蕭白の描く目は点なのです。点の大きさ、濃さ、その視点、彼は神経をそこに集中させて描くのです。2羽の雁の目、生きていると思いませんか
朝田寺牡丹情報28日
今日は3連休の中日、多くの方が牡丹や曽我蕭白の作品を見に訪れました。昨日・今日はお茶席がたって、牡丹や新緑の庭を眺めながら、お抹茶とお菓子で至福のひとときをすごすお客さんの姿がありました。 私は、早朝、皆さんんが訪れる前 …