朝田寺の蕭白

獅子図・唐人物画

朝田寺蔵「曽我蕭白水墨画」公開
4月20日から5月5日、牡丹の開花時期に合わせ、恒例の「朝田寺の文化財の公開」が始まりました。
 獅子図は、本堂の壁に貼り付けられていた時と同じ、地蔵菩薩に向かって、右(東)が吽、左(西)が阿となるように配置しました。
 参詣者は、写真のように獅子図を斜め右に吽形、斜め左に阿形を見る位置にあります。その場所に座ってみると、岩と瀧を背後に獅子が浮き出てみえるのです。
 蕭白は、獅子図が貼られる壁と見る者の位置を頭に置き、見る者にこんな獅子図を見せたいとの意図で、獅子図を描いているのだろう。蕭白恐るべし・・・・・・
 獏図の裏は、木立の後ろから昇る真っ赤な太陽。鳳凰図の裏は萩と兎。障子を開けると裏の絵ものぞくことができます。住職に声をかけてください。
雪渓と蕭白

蕭白 と 雪渓

二つ目の部屋は蕭白の掛け軸3幅と雪渓の屏風一双です。
蕭白の関係の書籍や図録も紹介しています。