朝田寺

今年も池の蓮は咲くよーーー

朝田寺山門をくぐり、左に進むと、弁財天を祭る弁天池(放生池)があります。20年もっと前になるでしょうか。桑名市の蓮博士豊田さんが「これお宅の蓮ですよ」と陶器の鉢に入れてお持ちいただいたのが、当寺の名がついた「朝田寺紅蓮(ちょうでんじこうれん)」という品種の蓮です。

「これは絶対絶やすことができないぞ」と、弁天池の他、本堂の前に小さな池を掘り、鉢植を増やし、「弁天池の蓮が枯れるようなことがあっても、絶えることがないように」育ててきました。

近年はジャンボタニシ(食用として輸入されたタニシ)が増え、植えたばかりの稲の苗にいたずらをし、お百姓さんを困らせているそうで、弁天池にも生息するようになりました。ピンク色の卵が池の石積みや蓮の茎に産み付けられ、これがかえると蓮の芽を食べる悪さをする厄介者です。

檀家のTさんが、毎日見回って、ジャンボタニシを捕獲したり、卵を水に落としたり(卵は水の中で死ぬそうです)してくれています。おかげで、池一面に蓮が育ってきました。今年も池一面にピンクの花がみられそうです。

蓮の花は、開いて閉じて、開いて閉じて、開いて散ってしまいます。太陽が上がる11時を過ぎるとしぼんでしまいます。8~~10時頃が見頃です。

植の写真は今、7月には下のように