朝田寺紅蓮の浮葉
朝田寺紅蓮「これ、このお寺の蓮やよ。」
あれから10年経つだろうか。
桑名市在住の堀田さんが、甕にいれた蓮を持っていらっしゃった。名前を朝田寺から取って、「朝田寺紅蓮」と名付けられた濃いピンクの蓮である。琵琶湖の水生博物館にも、朝田寺紅蓮としてあるそうだ。
毎年4月10日ころに甕を掘って、古い蓮根を捨てて、新しくできた蓮根と植え替える。私は、この機会に、蓮を育てたい方に、蓮根を差し上げている。今年も5人の方にもらっていただいた。遠くは宝塚市にまでお嫁にいった。
植え替えた甕には、写真のような浮き葉が育ってきている。今年も7月には咲くだろう。朝田寺の山門を入って、右に行くと、20m×8mほどの池の浮き葉は、まだ顔を見せない。甕の水に比べて、池の水はまだまだ水温が低いのだろう。