(朝田寺の坊主の独り言)普賢菩薩・・・文殊菩薩とともに、釈迦の脇士としてお祭りされることが多く、釈迦三尊といわれます。諸仏を敬い、如来を称賛し、広く供養を行い、罪を懺悔し、仏の誓願を実行する、慈悲の仏で、像に乗った姿で表現されます。朝田寺から車で20分、多気郡多気町神坂の普賢寺の平安前期の普賢菩薩(国指定重要文化財)は必見です。
死後28日目、四七日をつかさどる仏は普賢菩薩です。この日の裁判官は五官王で、死者の生前の罪の重さが裁かれます。この時に弁護するのが、慈悲の心を持った普賢菩薩なのです。