般若心経というと、ほとんどの方が耳にしたこたがあるお経です。写経会にもよく登場します。
その大元のお経が大般若経です。大般若経は600巻からなるお経で、そこから266文字を取ってきたのが、皆さんよくご存知の「般若心経」です。
この600巻のお経を読むのが大般若会(だいはんにゃえ)です。6人のお坊さんが100巻ずつ読むのですが、一文字・一文字読んでいたら、一巻1時間とすると100時間。すごく速い人が20分で読んでも1日で読めません。
そこで、写真のようにお経の本パラパラと落としながら大声で「大般若経第2巻、唐の三蔵法嗣玄奘奉上訳 降伏一切大魔最勝成就」と唱え、最後に経本で箱に積み上げた経本をポンとたたく、転読という読み方で読んでいきます。その時に起こる風で災いを吹き飛ばす奈良時代から行われている祈祷会、これが大般若会です。
災いを吹き飛ばすには、大きな声と経本を上から下へアコーディオンの蛇腹のように落とす大きな動作、実に豪快な法要です。一度のぞいてみませんか
2月23日(日・祭日)、10時より祈願を受付、10時30分より法要を始めます。1時間ほどで終わります。どなたでもお参りいただけます。経本の風を浴びて、幸せな一年を。
一願1,000円よりお志をお願いします。お印として御祈祷札を用意しています。
家内安全・無病息災・身体健全・厄難消除(厄年の方)・学業成就・高校合格・大学合格・・・・・等